【雑談】ネトゲで起きたおもしろ珍事件集

ほわっちゃあ(゚д゚)!……エマコアです(・ω・)ノ

 

ネトゲで遊んでいると、まぁそれはそれはいろいろな事が起きます。

人間関係でトラブったりなどは一度は経験があったり、見聞きされた方も多いのではないかな?と思います。

中には刑事事件まで発展してしまった例もありますが……なんだかなぁ。。という思いです(;´Д`)

 

 

ただ!

今回はそういうマジメな話ではありません(゚д゚)!

 

今回は、個人的に面白い・興味深いと思った”ネトゲで起きた珍事件”集をお送りします(゚∀゚)!

 

ご紹介するのは有名どころが多いので御存知の方も多いかもしれませんが、まぁそこら辺は気にしません!w

なお、ソシャゲにおける”ガチャの不正疑惑”などの業界体質的問題や、“イベントやオフ会での事件”などのゲーム外での問題除外します。

そういうのは笑えないので(;´Д`)

あくまで『ネトゲ(の”いちタイトル”)という閉ざされた空間内で起きた、笑えるorビックリするような事件』のみを扱っていきます。

 

ではいきましょう(゚∀゚)!!

 


【EVE Online・”B-R5RBの大虐殺”事件】

 

最初は、ネトゲ界の事件として伝説レベルになっている、この超有名な事件

これ最初聞いた時、かなり衝撃的でした(゚Д゚;)

 

[事前知識]

アイスランドのCCP Gamesが運営する、宇宙を舞台にしたMMORPGであり、全世界共通サーバーに数万人のプレイヤーが集まる老舗の大規模MMO

その最大の特徴は自由度の高さにあり、生産採掘戦闘商売他勢力との戦争など、様々なプレイスタイルを、ソロ・co-op(協力プレイ)問わず高いレベルで成立させている。

さらに、ゲーム内アイテムの市場は、実際に経済学者が監修しており、現実世界の経済市場と全く同じような経済システムが機能している。買占めでの市場独占や先物取引、投資、価格操作やダンピング、デイトレードなども行われている。

また、多くのネトゲでRMT(リアルマネートレード。ゲーム内通貨やアイテムを現実の貨幣で取引する事)が禁止されているが、このゲームでは似たシステムが公式で用意されており、それを通した場合は認められている。

このゲームは設定的にゲーム内に5つの国家が存在していて、プレイヤーは新規プレイ時にどこの国家出身かを選ぶことが出来る。(とはいえ、国家に縛られる事は無く、プレイスタイル次第でいかようにもプレイ出来る

また、プレイヤー同士の”連盟”(要はギルドとかクラン)による領有権争いなどの戦争なども起こり、その際はプレイヤー同士による大規模な宇宙艦隊戦が行われる。

 

《事件概要》

そんな壮大なスケールを持つEVE Online。その事件は2014年1月28日に起きた。

ある巨大な連盟が、ある重要な施設を占有していた

その占有のためにはNPCに統治権として税金を支払う必要がある。そしてそれを管理する一人のプレイヤーがこの日、やってしまった

NPCへの税金を払い忘れたのである。

その瞬間、この施設の占有権が宙に浮いてしまった

それを見逃さなかった他の巨大勢力が、一気にこの施設の奪取に動き、大規模な武力衝突に突入

まさに現実世界の戦争のような戦局が展開され、戦争は約21時間続き、7000人以上のプレイヤーを巻き込む巨大勢力同士の史上最大の全面戦争となった。

この戦争による損害額は双方合わせて11兆ISK(※ゲーム内通貨単位)。前述した公式による換金システムで換算すると、日本円にして3000万~3400万円の損害という、ネトゲ史上前代未聞の出来事となった。

この出来事は海外メディアでも大きく報道され、運営が直後のアプデで、ゲーム内でこの戦争で破壊された艦隊の残骸を利用した記念碑を製作し設置する事となった。

この出来事は、その舞台となった星系の名前から

“B-R5RBの大虐殺”

と名付けられた。

 

 

《個人的雑感》

あらゆる意味で『スゲェ…(゚Д゚;)』としか言いようのないこの事件w

なにが面白いって、これ運営が企画したイベントやクエストではなく“たった一人のプレイヤーの人為的ミスから発生したプレイヤー達主導の出来事”という事なんですよね。

元々、EVE Onlineではこの事件の前年からプレイヤー同士による勢力争いの戦争が続いていて、その流れの中で起きたものなんですが……

とにかくスケールがスゴいわw

 


【World Of Warcraft・Corrupted Bloodパンデミック事件】

 

続いては、ユーザー登録者数が1000万人を超え『最多登録者数のMMORPG』とギネス認定されている、世界最大のMMORPG・『World Of Warcraft(以下、WoW)』で起こった珍事件。

これは状況がまずおもしろいんですが、その後の現実世界で起きた出来事が非常に興味深いですw

 

《事件概要》

この事件が起きたのは2005年9月13日

とあるダンジョンのボスが使う魔法“Corrupted Blood”『対象となったプレイヤーに3秒間ダメージを与え続ける』というものであった。

そして、この魔法は『近くにいるプレイヤーにも伝染する(NPC含む)』という特徴があった。

 

さて。もう嫌な予感がするだろうが、その嫌な予感は当たっている

とあるプレイヤーがこのダンジョンから街に帰った時、どういうワケかこの”魔法”……いや、“疾病”が街に持ち込まれてしまった
(本来は”ダンジョン”と”街”は隔絶されている為、こんな事は起こらないはずだったが、当時の仕様に穴があったというか、特定の条件が重なって偶発的に起こってしまった事故らしい。)

この“疾病”高レベル帯のプレイヤーにとっては大して影響がないものであったが、低レベル帯のプレイヤーにとってはまさに“死の病”

まるでペストやスペイン風邪の如く感染が拡がり街は至る所に死体が転がる地獄絵図となった

運営は、プレイヤーに自主避難や感染者の隔離を呼びかけ、事態の収拾を図った。

プレイヤー達も、『治療が出来る者は申し出て感染者の治療に尽力』『自身が感染して死亡したら、チャットで「即座に退避しろ!」と勧告』『感染者を一つの区画にまとめて隔離』などの対策をおこなったが、中には無視する者や、面白がって感染を拡大させる者がいて、被害はどんどん拡がっていった

非感染者は主要な都市部を棄て、人が少ない…いわば”田舎”に避難したりしたが、結局事態は収拾せず

最終的には運営がサーバーを閉じ、疾病をダンジョン外に持ち出せないようにプログラムを変更した事でようやく事態は終結した。

 

 

《個人的雑感》

もうこの時点でおもしろいんですが、さらに話は続きます

この事件、なんとBBCニュースなどの一般のニュースメディアで取り上げられ『ゲーム内のプレイヤーの行動』『現実世界でパンデミックが起こった時、人々はどう動くのか』“超リアルなシミュレーションモデルに成りうる”と、公衆衛生や疾病対策センターの専門家、また、対生物兵器テロの対策機関などから非常に注目され、学術誌に論文が載るという事態にまでなりましたw

私は初めてこの話聞いた時、最終的に現実の専門家まで出てきた事に爆笑しつつも、すごく興味深い話だと一人感銘を受けてました(;´∀`)w

特に、『勧告を無視する者』『面白がって感染を意図的に拡大させる者』の存在が研究者の大きな注目を集めたそうです。現実世界でパンデミックが起きた時、こういう者達の存在を常に想定に入れておかなければならない……という意味で。。

Plague Inc.とは違いますが、こういうまさかの結末になる話もあるんですねw

 


【※箸休め※ ジョジョss・花京院バグ事件】

 

さて、ここまでスケールがデカい事件を二つ紹介してきたので、ここらでちょっと箸休めを(;´∀`)w

このブログでも何度も取り上げているジョジョss、このゲームにも、かつて爆笑モノの珍事件がありました。

まぁぶっちゃけこれはただのバグなんですが、絵面のインパクトがスゴいのと、一言で言ってしまえば『なんでこんなんなったのよww』という謎感がハンパないのでご紹介(;・∀・)

 

事件バグ概要》

2014年5月14日、ジョジョssの攻略Wikiやスレにこんな書き込みが溢れた。

「花京院どうなってんの、これ?」

「なんかすごい事になってんだけどw」

 

その”すごい事”がこちら(※画像は拾い物です)↓

 

 

 

 

 

 

なぜか花京院のみが大量に増殖するバグが発生。

 

自らが”法皇の結界”となる事で、ジョジョssプレイヤーの腹筋を『手に取るように』破壊した花京院だが、トドメとばかりに“最期のエメラルド・スプラッシュ”をかましてきた。

それがこちら↓

 

 

 

 

 

このお知らせの淡々とした”花京院”の連続が、妙にツボに入ってしまったプレイヤーが続出。

ジョジョssプレイヤーの腹筋は”再起不能リタイア“となった。

 

 

《個人的雑感》

 

 

 

なんでこんなことになるんだよ!!www

 

 

例えば『スタンバイのユニットが』とか『特定のアビを装備したユニットが』とか『フレンド・戦友のユニットが』とかなら、まだ……百歩譲ってまだわかるよ!

なんでどのポジションか問わずに、花京院だけなんだよ!www

昔の運営は、やたらとSSRで花京院ばっかり出してきた事から『運営は花京院好き』と言われてましたが、これは意味が違うぞ!w

 

未だにこれ見るとゲラゲラ笑ってしまう私なのでした(;´∀`)

 


【M2 ~神甲綺譚~・前代未聞の経緯でサービス終了事件】

 

“M2 ~神甲綺譚~”というこのゲーム、ゲームそのものの知名度はあまり高くないものの、信じられないような経緯サービス終了した事で一躍有名になりました。

えぇぇぇぇ(゚д゚)!!?ってなりますが、これがあるからネトゲ(ソシャゲ)は怖いんですよね……(まぁこんな経緯を辿るのは滅多にないでしょうけど…)

 

《事件概要》

台湾のメーカーが開発・ライセンサーとなり、日本の運営会社に委託運営していたこのゲーム、2011年10月21日サーバーに致命的な不具合が見つかり、緊急メンテに入った

既にこの時点でゲームは過疎っており、閉塞感のようなものが漂っていたらしく、2chの本スレはカオスな状況になっていた。

そんな中でも、メンテが終わるのを健気に待つユーザーも多く早くメンテ明けないかなーという空気もあった。

ところが緊急メンテが待てども待てども終わらない

気付けば、11月10日になっていた

本スレは荒れに荒れ、既に葬式会場になっていたが、この日の午後、とんでもない発表が運営からなされた

 

以下、引用。(会社名は一応伏せておきます)

日頃より「M2 -神甲綺譚-」をご愛顧いただきまして、
誠にありがとうございます。

このたび、ご利用いただきましたお客さまへ
お伝えしなければならないことがございます。

2011年10月21日(金)20:00より、サーバに致命的な不具合があったため、
緊急メンテナンスを実施しておりました。

なんとかサービスを再開すべく、「○○○○株式会社」との間で
調整をおこなっておりましたが、データ復旧が難しく
大変遺憾ながら、終了の判断をせざるを得ない状況となりました。

このため、大変急なお話しではございますが、
本日2011年11月10日(木)をもってサービスを終了させていただきます。

(引用終わり。)

 

何が起こったか。

要するに、

メンテ失敗→サーバーのデータが全部吹っ飛ぶ→データの復旧ができずサービス終了

という事である。

 

この前代未聞の展開に本スレは一気に祭り会場と化し、ネットのゲームメディアサイトでも一斉に取り上げられた

『そもそもバックアップすら取ってないのか』という基本的な部分も含め、様々なツッコミが飛び交ったが『もうこれゲーム畳む為の口実じゃねーの?』という意見が出るくらい、既にメンテ前からこのゲームは終焉に向かって進んでいたのであった………

 

 

《個人的雑感》

これ当事者だったら(;´・ω・)ですよね……

この後は返金騒動やいろいろあったようなのですが、まぁそこまでは書きません……(;´Д`)

これ以降……という訳ではないんでしょうけれど、衝撃的な終わり方をするソシャゲやブラウザゲーが増えてきて、どのゲームとは言いませんが、『公式twitterで”1周年感謝”のツイートをした数時間後に”サービス終了告知”をツイートする』という、この事件に匹敵しそうな経緯を経たものもありましたね……

ネトゲやソシャゲの生殺与奪は、あくまで運営にあるという事を肝に銘じておきましょう(;´Д`)

 


【World Of Warcraft・伝説となった男”リロイ・ジェンキンス”事件】

 

トリを飾るのはこちら。

もはや何も言う事はありません。

リロイ・ジェンキンスという男の伝説をご覧ください。

 

《事件概要》

事件が起きた詳細な日時は不明。だが、英語版Wikipediaによると、最初にこの男が世に出たのは2005年5月11日の模様。

あるボス部屋の前で、これからボスの討伐に向かおうとするギルドのメンバー達ボイスチャットで作戦会議をしていた。

このボス部屋は床にモンスターの卵がそこかしこに設置されていて、踏むとチビドラゴンが召喚され、危険な事になる

その為、メンバーは役割分担や立ち回りなどの作戦を練っていた

そんな会議の席の端っこに一人の男が佇んでいた。彼の名はリロイ・ジェンキンス。後に伝説となる男である。

リロイはその時、AFK(※Away From Keyboardの略で、要するにPCの前から席を外す事)をしてチキンを温めていた

その為、リロイはこの作戦会議の内容を全く聞いていなかった

 

そして事件は起こった。

 

戻ってきたリロイは、なにを思ったのか

「OK, time’s up, let’s do this!(よっしゃもういいだろ、行こうぜ!)」

と言い放つやいなや、

「LEEROOOOOOOOOY JENKIIIIIIIIIIIIINS!!!!」

自分の名前を叫びながら単身ボス部屋に突入

 

残されたメンバー達は2~3秒程凍りつきハッ!と事態を把握したメンバー達が大慌てでリロイの後を追ったものの、部屋の中は既に大量のチビドラゴンが溢れ、阿鼻叫喚の地獄

当然のことながら、パニックに陥ったパーティーは全くまとまったチームプレイが出来ず、あえなく全滅した。

メンバー達は「なにやってんだお前!」という至極まっとうな文句リロイにぶつけるが、リロイは、

「At least I have chicken.(少なくとも俺にはチキンがあるよ)」

意味不明な供述をするのであった。

 

 

その時の実際の様子がこちら↓

 

 

 

その後、この動画が世界中で爆笑を呼び、“愛すべきアホ”として大人気となったリロイは、WoWの公式イベントに招待されたり、ゲーム内での実績の元ネタになったり、挙句の果てにはNPCとしてゲーム内にも登場する事になった。

さらに、他のゲームにまで小ネタとしてちょくちょく見かけるようになった。

おまけに、WoWの世界を元にしたオンラインのカードゲーム『Hearthstone』で、なぜか最高レアカードとして”リロイ・ジェンキンス”が実装

能力は、

『突撃&雄叫び:敵の陣地にチビドラゴン1/1を二体召喚する』

というもので、リスク無しで召喚出来るものの、“相手ターンには自分で呼び出したチビドラゴンに殺される”というネタに忠実な再現がなされた。
(ちなみに、完全なネタ要員かと思いきや、状況によってはかなり使えるカードであり、後にナーフ(下方修正)されるまでは普通に猛威をふるっていた。)

なお、このカードでは、前述したリロイの発言までもが再現されている。

 

 

《個人的雑感》

この話、個人的に大好きなんすよww

なんだろうな……動画見てもらえればわかるように、一人で突っ込んでいった時のリロイのテンションメンバーから思わず出た「Oh my God…」、その時の混乱ぶり、その後の顛末全てがツボにハマってしまいました

FPSなどでは“やらかし”でかなり殺伐とした……というか険悪な雰囲気になるようですが、このギルドの当事者のメンバーさん達は、動画では最後の方でボロクソ文句言ってますが、実際どう思ったのでしょうかね…?w

 

私なら、目の前で起きたら爆笑してしまいそうですw

 



さて、という訳で、今回は“ネトゲで起きた珍事件”集をお送りしました!

こうして見てみると、いろいろな事件がありますねw

たかがゲーム、されどゲーム。

おもしろ珍事件は、常にどこかのゲームで起きているのかもしれませんね(;・∀・)

 

今回は以上!

そいでは!ヾ( ´ー`)ノ

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